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保険金にかかる税金について Vol.097

前回は、法人や個人事業主の「給付金」や「助成金」にかかる税金について簡単に説明しました。お金を受け取る場合は、法人税や所得税などの税金がかかることが分りました。生命保険についても同様で、保険によっては税金のかかるものとかからないものがあります。
今回は、個人が受け取る生命保険の保険金や給付金にかかる税金について簡単に説明します。

税金のかかる保険金とかからない保険金

生命保険で受け取る保険金や給付金には、
「生命保険契約に基づいて支払われる死亡保険金」
「病気やケガで入院、手術した場合の入院給付金や手術給付金」
「がんと診断された場合のがん診断給付金」 など
さまざまな種類の保険がありますが、すべての保険金の受け取りに税金がかかるわけではありません。保険金の受け取りには、課税されるものと非課税となるものがあります。

<非課税になる保険金や給付金>

保険金や給付金のうち、非課税となるものには下記のものがあります。

  • 入院給付金
  • 手術給付金
  • 通院給付金
  • 高度障害保険金
  • 特定疾病保険金
  • 先進医療給付金
  • リビングニーズ特約保険金 など

<課税になる保険金や給付金>

保険金や給付金のうち、課税となるものには下記のものがあります。

  • 死亡保険金
  • 満期保険金、解約返戻金
  • 年金保険金 など

保険金を受け取った人が税金を支払います。

税金の種類について

保険金を受け取ったときには、「所得税」「贈与税」「相続税」のいずれかの税金が課せられます。

  • 相続税・・・相続によって財産を取得したときにかかる税金
  • 所得税・・・なんらかの手段で所得を得たときにかかる税金
  • 贈与税・・・生存している個人から財産をもらったときにかかる税金

どの税金が課されるかは、保険金の種類や「契約者」「被保険者」「受取人」の誰かによって異なります。

  • 契約者・・・保険料を負担している人
  • 被保険者・・・保険の対象となっている人
  • 受取人・・・保険金を受け取る人

課税対象となる「死亡保険金」「満期保険金・解約返戻金」を受け取った場合は、どのような税金がかかるのかを下記で詳しく見てみましょう。

死亡保険金にかかる税金

死亡保険金を受け取った場合、「所得税」「贈与税」「相続税」のいずれかが課せられます。どの税金が課されるかは、「契約者」「被保険者」「受取人」によって異なります。

  1. 保険契約者=被保険者(保険契約者と被保険者が同じ人の場合)・・・相続税
  2. 保険契約者=受取人(保険契約者と受取人が同じ人の場合)・・・所得税(一時所得)
  3. 保険契約者≠被保険者≠受取人(保険契約者と被保険者、受取人がすべて異なる場合)・・・贈与税

満期保険金・解約返戻金にかかる税金

満期保険金・解約返戻金を受け取った場合、「所得税」「贈与税」のいずれかが課せられます。
受け取った満期保険金や解約返戻金と、支払った保険料、または掛け金の総額との差額に対して税金がかかりますが、受け取った総額が支払った保険料の総額よりも少なければ税金は発生しません。
どの税金が課されるかは「契約者」と「受取人」によって異なります。

  1. 保険契約者=受取人(保険契約者が受取人の場合)・・・所得税
  2. 保険契約者≠受取人(保険契約者と受取人が異なる場合)・・・贈与税

まとめ

「入院給付金」「手術給付金」「病気やケガの治療などの保険金や給付」は非課税のため、そのままの金額を受け取れます。「死亡保険」などは課税対象となり、保険の契約形態によっては税金が思ってたよりもかかってしまう場合があります。
今回は「保険金にかかる税金について」簡単に説明しました。どうすれば税負担が軽くなるのか、これから契約するので詳しく知りたい、という方は一度専門家に相談してみてはいかがでしょうか。

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